【さよならルノー・スポール】
私が愛してやまない「ルノー・スポール」は、EU圏の気候変動対策による「2035年EV化法案」の流れから、今後一切の内燃エンジン車両を開発せず、歴史に幕を下ろすことが既に公式発表されています。
電力は無尽蔵に使える地球に優しいクリーンエネルギーなのかと毒づきたくなりますが、世界中の有識者による見解で仕方ないことなのでしょう。
これまで長くルノー・スポールを乗り継いできた私は意図せず、車齢10年超えの史上最も小さなルノー・スポール「トゥインゴ R.S. シャシーカップ」の最終モデルの所有者の一人になってしまいました。
軽自動車クラスのボディに時代を逆行する過給機無しのブン回し系1.6L・16V自然吸気エンジンを搭載、トゥトゥが踏めるタイトな3ペダルレイアウト、もっと回せ!と悪魔のようにささやくフジツボの快音、めちゃくちゃ硬い足周り、セーフティ電子デバイスは皆無で走ること以外の快適装備はゼロ..
なんか書き出すと大変そうですが、走り出してしまえばそんな大変なことではありません。所詮ペース車両はEU圏のお買い物用コンパクトカーなのですから。
次の車検はまだ4カ月先ですが、いつの日か免許証をお上に返上する時、未来のオーナーさんへ最良のコンディションで引き継いでもらうため、3回目の交換となるタイベル・ウオポン・プーリーを発注しました。
自分の考え方と異なる人々と仲良く暮らすため、地球に優しいカーボンオフセットとして、これまでもこれからも、私ひとりで荷物がない時の移動手段は徒歩かジョグ・自転車で済ませたいと思います。
私の半生でこれまで知るかぎり、すべてのスポーツにおいて軽さは絶対的正義です。
END