【娘の誕生記念植樹の悲しい結末w】
娘が生まれた年に、自宅の小さな庭に利休梅という木を植えました。毎年、青梅マラソンの頃、控えめな白い花を咲かせて、早春の到来を知らせてくれました。
植木屋さんから低木と聞いていましたが、あっと言う間に20年近く経過し、陽当たりに恵まれたのか、二階のベランダにも届く大木に成長していたのです。
そんなある日、寿命を全うした冷蔵庫と洗濯機の大型家電の買い換えで、納品に来た配送業者さんが言いました。
「この木を切り倒さないと、お買い上げ頂いた家電品の搬入も搬出も出来ません...」
利休梅を切り倒さないと、家具や家電品の搬入搬出が出来なくなるほど、知らぬ間に成長していたのです。
前日から会社を休んで冷蔵庫の中は空っぽにして、大型保冷バッグには、冷食なら何らやを詰めまくり、家の中はすっちゃかめっちゃか状態の中を茫然と立ち尽くしたのでした。
私に残された選択肢はなく、週末の雨の中、ずぶ濡れになって、ヤブ蚊にボコボコに刺されるし、気持ち悪いムシは背中に落ちてくるし、もう半泣きになって利休梅を切り倒しましたww
切り倒した後は、狭い庭と心の中にポッカリと大きな穴が空いちゃいました。さようなら、利休梅。アホな家主でゴメンなさい。。
電源不要で正確無比な、青梅マラソンのお知らせアラートを私は失ってしまいました。
子供と樹木は想像以上に成長するんだなぁ。。
おわり